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動画を見る: Barudan「Barudan Automat Basic Operations」
準備が9割。USBからの入力、色コードの整理、そしてトレースでの位置確認——Automatの基本は、縫い始める前に勝負がついています。この記事では動画の手順を日本語で丁寧に分解し、現場で迷わない操作の流れを作ります。

・何が難しい?色替えの制御や枠内に収める精度は、結局「事前設定」に尽きます。設計通りに針を走らせるための最短ルートを、画面のどこに触れればよいかまで具体化します。

学べること
- USBメモリからのデザイン入力(FDR/DST/PRJ)とフォルダ命名規則
- Fリスト(Function List)での色機能コードの変更・追加
- Square/Outlineトレースの使い分けによる枠内確認
- シングルヘッド/マルチヘッドのスタート手順と安全確認
- つまずきやすいポイントのクイックチェック
はじめてのBarudan Automat:基本の考え方 Automatは「縫う前に設計通りを再現する」ことに特化したUIです。動画の流れは、1) デザイン入力、2) 色機能コードの編集、3) トレースと始動。これらは独立ではなく、前のステップが次を確実にする直列工程です。ここを理解すれば、余計なやり直しや針折れのリスクが一気に減ります。

注意
- 本記事は動画に基づく基本操作ガイドです。機種の詳細仕様や価格情報、ネットワーク連携(Ethernet/Wi-Fi)の設定手順は動画では扱っていません。
- 正しい枠内確認(トレース)を怠ると、縫製中に刺繍枠へ当たり針折れの原因になります(動画の注意喚起)。
プロのコツ - 1ステップ1確認。入力→編集→トレースの各節目で、画面表示やアイコンの色を「声出し確認」しておくと、現場のミスが減ります。

デザイン入力をマスターする手順 保存先の作り方(PC側)
- 対応ファイルはFDR/DST/PRJ。USBメモリのルートに保存できます。
- ただし、フォルダ保存する場合は命名規則あり:
- FDR(拡張子.U01-.U99のデザイン)は「.FDR」拡張子のフォルダに保存(例:0000.FDR)。

- DSTのデザインは「.TFD」拡張子のフォルダへ(例:0000.TFD)。
- PRJのデザインは「.PRJ」拡張子のフォルダへ。

入力操作(Automat側) - USBを差し込み、画面のUSBアイコンをタップ→Design Input画面へ。

- ルート保存のデザインはFilesリストに表示。フォルダ保存の場合は左側のFolderリストから辿ります。
- 入力したいデザインを選択し、INPUTアイコンを押す→ロードが始まります。

- 完了するとメイン画面へ戻り、選んだデザインが表示されます。進捗バー(例:88%など)が目安になります。

クイックチェック
- USBを差した直後に「USB inserted」などの確認表示が出るか。
- INPUT押下後、プログレス表示→メイン画面で呼び出しデザインが見えているか。
- 読めないときは拡張子やフォルダ命名を再確認(.FDR/.TFD/.PRJ)。
現場メモ
- ネットワーク連携(Ethernet→Wi-Fiエクステンダー活用等)については、動画では解説がありません。必要なら販売店ドキュメントや別動画を参照してください。
Fリストで色機能コードを編集する なぜ色コードを直すのか - 複数色のデザインには「色機能コード」が含まれ、該当ステッチ数に到達するとマシンが停止し、設定された色へ自動で切り替わります。現場の糸段取りに合わせるため、ここを編集しておくと縫いの段取りが滑らかに。

操作手順 - メイン画面でEDITアイコン→F-LISTアイコン。現在のデザインの機能リストが表示されます。

- 左側のFunction Listから変更したいセクションを選ぶと、右上サムネイルで該当部分がハイライト。

- 右側のコード群から新しい機能コード(例:C01〜C12)を選択→Function Listの該当行が更新されます。

- デザイン冒頭に色機能コードがない場合は、Function Listの「Start」を選択→Originキーを長押しで開始位置(0st)に色機能コードを追加。

- 編集を終えたらEDITアイコンで終了→確認画面のYesを押して保存。
プロのコツ
- 変更のたびに右上サムネイルのハイライトを見て、狙いのセクションを確実に把握。誤った色替えは現場ストップの原因に。
クイックチェック
- コード変更後、Function Listの値が更新されているか。
- 終了時に確認画面でYesを押したか(保存忘れ防止)。
正確な配置確認:トレースを使い分ける トレースの役割 - 縫い出す前に「枠へ当たらないか」「意図した位置か」を可視化する工程。針折れや縫い外れの予防に必須です。Driveアイコンが黄(ドライブ)で動作準備OK、青(スタンバイ)なら長押しして黄に切り替えます。

2種類のトレース - Square Trace:デザイン外周を長方形でなぞる方式。速いので量産フローで有効。

- Outline Trace:デザインの縁を追従。時間はややかかるが精度が高い。立体物やギリギリのレイアウトに有利。

使い分けの目安
- 量とスピード:Square。
- 精度と安心:Outline。
- 新素材・厚物・曲面:まずOutlineで当たりを確実に。

注意
- トレースを省略しない。とくに大型枠や厚物では、わずかな位置ズレが枠との接触につながります(動画でも針折れリスクに言及)。
刺繍をスタートする(シングル/マルチ)
- トレースで枠内に収まることを確認→Driveを黄(ドライブ)に。
- シングルヘッド:AutomatパネルのStartボタンを押して開始。
- マルチヘッド:ヘッド間のStartボタンで開始。
クイックチェック
- Driveアイコンの色(青/黄)で状態確認。
- 針が走り出したら、最初の数秒は手元を離さずに挙動を確認。
よくあるトラブルと確認ポイント デザインが読み込めない
- 原因候補:拡張子が未対応(FDR/DST/PRJ以外)、フォルダ命名が規則外(.FDR/.TFD/.PRJ)、USBの差し込み不完全。
- 対応:拡張子とフォルダ名を見直し、再差し込み。Files/Folderリストでの所在確認も。
色替え動作が狙い通りにならない
- 原因候補:Fリストでのコード選択ミス、保存忘れ。
- 対応:該当セクションを選び直し、サムネイルのハイライトで照合→EDIT終了時にYesで保存。
設置位置がずれて枠に干渉する
- 原因候補:トレース未実施/誤ったトレース選択。
- 対応:Outlineで再確認。必要ならデザイン位置を再調整し直す。
コメントから(要点)
- 操作の複雑さ:シンプルなUIに慣れていると古く感じるという声あり。動画は基本操作に特化しており、UI刷新や外部機器連携には触れていません。
- ネットワーク接続:Ethernetポートを用い、Wi-Fiエクステンダーで“ほぼ無線化”できるというユーザー知見が共有されています(動画の範囲外)。
- 言語:スペイン語翻訳を求める声がありますが、多言語対応は動画では未記載。
- コスト:価格への所感がある一方、動画は操作説明のみにフォーカスしています。
プロのコツ(まとめ)
- トレースはSquare→問題がなければそのまま、際どい配置ではOutlineへ切り替え。量と精度のバランスを取る。
- Fリスト編集は、Start位置のコード有無を最初に点検してから作業すると効率的。
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現場で役立つ周辺知識(参考)
- 刺繍枠や治具はワークフローの安定に直結します。たとえばBarudan向けの選択肢や磁気系フレームなど、導入検討の際は作業物に合わせて選びましょう。barudan 刺繍枠
- 磁力で生地を挟むタイプは段取り替えが速く、厚物や多層素材にも向く場合がありますが、機種適合と使用許容範囲の確認が前提です。磁気 刺繍枠
- 導入ブランドの比較検討時、同カテゴリ製品を含めた運用イメージの洗い出しが有効です(本記事はAutomat操作が主題で、互換・適合は各メーカー情報を参照)。barudan magnetic フレーム
- Barudan向けの磁気系ソリューションを検討する際は、現場の作業物(厚み・段差・位置決め精度)を起点に要件化しましょう。barudan 磁気 刺繍枠
- フープ選定では機種専用の治具群も選択肢。現場では位置決め再現性と段取り時間のバランスが鍵です。mighty hoops for barudan
- 同カテゴリの呼称はメーカーや流通で揺れがあるため、正式名称と適合一覧での確認を欠かさないのが安全です。mighty hoops barudan
- 初めての導入や新人教育では、UIの基本動線に慣れたあとに治具最適化へ進むと理解が定着しやすくなります。刺繍ミシン for beginners
- 環境比較の話題で名前が挙がる他社機については、機能やUIが異なるため、オペレーションの互換は前提にできません。各社の公式情報で確認を。happy japan 刺繍ミシン
最後に:あなたの「正解」を縫い出すために
- USBの格納規則→Fリストで色順調整→Square/Outlineトレース→Driveで始動。動画のこの黄金ルートは、現場のやり直しと針折れを減らすためのいちばん簡潔な手順です。今日のラインにそのまま持ち込み、あなたの現場仕様に合わせて微調整してみてください。
