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ベルニナの糸ジャムとカッター保護を理解する
ミシンが停止し、画面に赤いギアが表示されたら、それは“ジャム”のサイン。いわゆる“ギア・オブ・デス”は、ただのエラーではなく、機械を守る自己防衛です。

まず知ってほしいNG行動はひとつ——布を強く引き抜くこと。糸切り機構は薄い金属板が何層にも重なってスライドする精密パーツで、ここを曲げてしまうと修理行きになってしまいます。

注意
- 画面に警告が出たら、落ち着いて手順に沿って可及的速やかに処置を。
- 無理に布を動かさない。刃物で“糸の巣”を切る準備をする。
プロのコツ
- 事前に“薄くてよく切れる刃”を常備。のこ刃のブレッドナイフや、名刺サイズにたためる薄刃ツールが有効です。
クイックチェック
- 針は一番上に上がっているか?
- 押え金は持ち上がっているか?
- 画面エラーは“糸ジャム”を示しているか?
安全な糸ジャム解消:切って外すのが正解
糸の巣(鳥の巣)を、無理に引きちぎらず“切って外す”。これが最短で最も安全なルートです。
ツールの選び方:薄さと刃付けが決め手 - のこ目のブレッドナイフ:厚物の下から届きやすい。

- クレジットカードナイフ:極薄で狭所に入りやすく、収納も容易。

手順(動画の流れに準拠) 1) 針を最上死点に。押え金を上げ、下のスペースを確保。 2) 薄刃を“下側から”差し入れ、巣になった糸と布をそっと切断。

3) 上糸を一旦カットし、上・下ともに糸を解放する。

4) ボビンとボビンケースを取り出し、フック背面の糸残りを確認。

プロのコツ
- 薄刃は“差し入れる角度”が重要。布を傷付けず、糸だけを断つイメージで。
- ジャム解消後は必ず上下とも再スレッディング。片側だけのやり直しはトラブルを温存します。
参考:ベルニナでの刺しゅう運用時、枠の選定に悩む人は少なくありません。磁気系フレームを検討するなら、互換情報の信頼性を第一に。たとえばbernina 磁気 刺繍枠の導入可否は機種・年式で異なるため、販売店の確認を要します。
フックと針板のメンテナンス基礎
フックの戻し方は、動画の“赤ちゃんを抱っこ(Cradle the baby)”メソッドが非常に分かりやすい手がかりになります。
フックの戻し方
- ドットを“6時”に、穴を“12時”に合わせる。
- そっと揺らしながら“カチッ”とロックする。

- ここで抵抗が強い場合は、糸屑の噛み込みを疑い、清掃を先に。
針板の点検と装着 - 針板を外して、糸片や削れを点検。

- 左側から差し込み、左人差し指で押さえつつ右側を押し込んでパチンと固定。
- クリップが曲がっていると着座が不安定になるので要注意。
クイックチェック
- 針板下に糸片は残っていないか?
- フックは確実にロックされているか?
コメントから
- スレッドキャッチャーの清掃は、新しい機種/アップデートで“清掃メニュー→カッターボタン1回”が有効という共有がありました(メーカー仕様により操作は異なる場合あり)。
備考:刺しゅう枠の話題で言えば、“スナップ式の大型枠”が必要な場面も。市場にはbernina snap hoopやsnap hoop monster for berninaと呼ばれる製品群があり、ホールド力と段差越えの安定性が注目点です(ただし適合は個別確認が必須)。
新アクセサリーで体験を向上させる
上糸の経路から“トップテンションユニットから外れる”という悩みを、5/7シリーズ向けの新スレッドガイドが解消してくれます。5シリーズはハンドルに引っ掛け、7シリーズは背面に固定するタイプ。正しくセッティングすれば、上糸の保持が安定し、再現性が上がります。

自動針糸通し、成功のコツ - レバーは“奥まで”。動画では「指が白くなるくらい押し込む」と表現。中途半端だと失敗要因に。

- 針糸通しヘッドを少し下げて位置を合わせると、通しやすくなる場面も。
- 糸端は左側へ。新しいデュアルフィード足では、後方保持が効かないことがあるため。
スタートの作法(糸絡み予防)
- 上糸を軽く保持して縫い始める。
- ボビン糸をやや長め(約12〜13cm)に引き上げると安定。
- ニット素材やウールの補修などは、ボールポイント針が有効。
厚手レザー縫いの心得 - 80/12針+普通糸でも、ベルニナのDCモータは2層程度なら通る実例。


- ただし、貫通が難しいと機械は“ハンマー動作”で自衛。無理は禁物。
- 厚物では内蔵自動糸切りは使わず、側面カッターで手切りが賢明。

プロのコツ
- 厚物・段差越えを頻用するなら、押え・糸・針の組み合わせ最適化を。刺しゅうで段差が増えるなら、強磁タイプ枠(例:dime snap hoop bernina)の検討も一案です(適合確認は必須)。
『The Big Book of Stitches』と特別エディション情報
新刊『The Big Book of Stitches』は、装飾模様の見本にとどまらず、用途・対応押え・テンションの考え方、旧機種の情報まで横断的に解説。機種ごとのメニューとステッチ群の見通しが立ち、日々の選択が加速します。

また、Kaffe Fassettスペシャルエディション(770/475系)が登場予定。独自のデザインをまとった魅力的な外観に加え、入手は“対面・地域ディーラー経由のみ(出荷不可)”というポリシーが再確認されました。

注意
- 特別エディションの購入・予約は“地元の正規ディーラーに来店”が原則。配送オファーは規約違反の可能性があるため要注意。
用語ノート
- 大型刺しゅう枠を検討中の方は“メガ枠”の互換・運用も合わせて確認を。たとえばmega 刺繍枠 berninaは作業領域の拡張と安定化に寄与します(機種適合前提)。
Bernina Jeffへのコンタクトとサポート案内
動画では、替えの針板クリップ、薄刃ツール(クレジットカードナイフ)、『The Big Book of Stitches』等の入手先や問い合わせ方法が案内されています。地域・在庫・サポート方針は随時変わるため、最新情報は動画チャンネルの案内に従ってください。
コメントから(抜粋・要約)
- 新オーナーからは「知るべきことの多さに驚いたが、とても助かった」との声。
- 570/770系ユーザーからは「押えレバーの操作系の違いに慣れが必要」との所感。
- 「タイオフ開始で鳥の巣」が発生するケースには、開始時の上糸保持・ボビン糸の引き上げ・針選定が有効とのアドバイスが共有されました。
- 「ハンドホイールが回らない」「アップデート後にダイヤルが暴れる」など、自己解決が難しい症状は販売店・技術者の診断を推奨。
Q&Aショート
- Q:糸ジャムで内蔵カッターを守るには?
A:布を引っ張らず、薄刃で下から巣を切断→上下のスレッディングをやり直す。
- Q:自動針糸通しが失敗しがち。
A:レバーは“最後まで”押し込む。位置合わせと糸端方向も確認。
- Q:厚手レザー縫いでの糸切りは?
A:内蔵カッターは避け、側面の手動カッターで。
関連ヒント:刺しゅう枠の拡張
- 大型のスナップ式や磁気式フレームは、位置決めと布保持を改善します。例として磁気 刺繍枠 for berninaやdime snap hoop monster berninaなどが知られますが、対応可否は型番で異なるため必ず適合表を確認してください。
— 実践メモ —
- すべては“引っ張らない”から始まる。薄刃で切って、外して、整える。
- フックの復座は“6時と12時”+“やさしい揺動”。
- 針板は“左から入れて右でパチン”。
- 再スレッディングは上下セット、スタート時は上糸保持。
- 厚物は無理をしない。自動糸切りは使わず手切りで。
補足:刺しゅう特化の周辺機器を探すなら、互換フレームの情報収集も忘れずに。たとえば磁気 刺繍枠 for bernina 刺繍ミシンやdime snap hoop berninaは、段差越えでの糸道安定やホールド力で評価が分かれる領域。作品・生地・厚み・段差の実情に合わせて、実店舗での試用や相談が近道です。
