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Colman Patch Kitとは?
Colman & Companyが紹介するPatch Kitは、ポリエステル素材・ポリエステル糸・ポリ系のヒートシールを組み合わせ、パッチの背面から糸を封止しつつ、最終的な衣類への強力な接着も担うシステム。背景色付きのパッチ素材は複数色から選べ、内部デザインと外周ボーダーを刺繍すればベースが整います。メロー機が無くても清潔感のある縁を作れるのが大きな魅力です。
プロのコツ
- 素材の背景色は全体の印象を左右します。刺繍密度の高いデザインでも、背景が生地色なら縫い時間が短縮できます。
注意
- 動画では機械モデルや圧力の具体設定は示されていません。温度(330–340°F)と時間に集中し、圧力はプレスの仕様に合わせて調整してください。
ステップ1:パッチの刺繍を仕上げる
Hooping Polyester Material
最初の舞台は刺繍機。パッチ素材(ポリエステル)を確実に枠入れし、たわみやパッカリングを防ぎます。

枠入れの精度がその後の全工程の安定度を決めると言っても過言ではありません。
クイックチェック
- 枠のテンションは均一か?
- 材料が歪まずに針下へ正しくセットされているか?
小ネタ:磁気枠の話題
- 本動画では触れていませんが、枠入れの安定化という観点では磁気系フレームも人気です。例えばbrother 磁気 刺繍枠やsnap hoop monsterのようなキーワードで情報収集する人もいます。用途や機種ごとの適合は別途確認を。
Machine Embroidery Process
刺繍は外周のボーダーと内部デザインを縫って完了。

パッチ素材は既に背景が色付きなので、全面ベタ縫いの必要がなく、時間と糸の節約になります。

注意
- データや機械トラブルによるステッチ抜けに気づいたら、無理に続けず一度停止して見直しを。動画では詳細な機械設定には触れていません。
プロのコツ
- 外周ボーダーは後工程のホットナイフの“ガイド”になります。切りやすい、かつ視認性の高い線幅・色を選びましょう。
ステップ2:ヒートシール接着剤を圧着する
ヒートプレスで、刺繍の“裏(ボビン側)”にヒートシール接着剤を圧着します。これが背面の糸を封じ、最終的には衣類への接着剤にもなります。

準備:プレスと材料セット
- プレス台にテフロン(またはオーブンシート)を敷き、その上にパッチ素材をセット。
- 接着剤シートは必要な範囲だけに切り出して節約。

- 光沢面のある軽量接着層がパッチ素材の裏にもともと付いている場合があるので、プレス面の汚れ防止のためにも上下をシートで挟む“サンドイッチ”構成にします。

クイックチェック
- 接着剤は刺繍領域をしっかり覆っているか?
- 面の向き(光沢面の扱い)は正しいか?
注意
- シートで挟まないとプレス上面・下面を汚す恐れがあります。
“テフロンサンドイッチ”の圧着
- 温度:330–340°F(約166–171℃)
- 1回目:表側から約10秒プレス。

- 反転:全体をひっくり返す。

- 2回目:裏側から約10秒プレス。
- わずかに冷ましてからシートを剥がし、背面に“ツヤ(シール面)”が見えればOK。
プロのコツ
- 前後両面からプレスすることで、接着層が均一に行き渡ります。これは最終貼り付け時も同様に重要な考え方です。
補足
- 家庭用アイロンの使用はこの時点では触れません(動画の最終貼り付けで説明)。
ステップ3:低温ホットナイフで精密カット
パッチの周囲をホットナイフで“縫い目ギリギリ”に沿って切り進めます。熱で同時に糸端を封じるため、ほつれにくい縁が得られます。

ラフカットとカット台を整える
まずはハサミで“ラフカット”。外周ステッチから充分離したところで大まかに切り、最終カットに備えます。

その後、ガラス面の作業台にパッチ(表面)を置きます。ガラスは熱に強く、滑らかで刃の走りが安定する最適素材です。
安全
- ホットナイフは作業台を焦がさないよう、専用ホルダーに置くこと(動画でも推奨)。
- 作業中の火傷に注意。
縁を封止するカットの要領
- 低温タイプのホットナイフ(ウッドバーニングツールに類似)を使用。
- ステッチ外周線に“添わせて”一定速度で滑らせると、切断と同時に熱で糸が互いに密着。結果として縁が封止されます。
- 変色防止のため、1インチ(約2–3cm)ごとにナイフ先端を乾いたペーパータオルで拭き取る“ワイプオフ”を習慣化。

- 仕上がりが粗い箇所は、ナイフの“胴”で軽く撫でるように整えることができます。
クイックチェック
- カットラインは外周ステッチに正確に沿っているか?
- ナイフ先端に付着した樹脂や色移りは拭き取れているか?
結果 - きれいに封止された縁は、白生地でも焦げ跡が残らずクリーン。

- 完全に切り出すと、薄くて扱いやすい完成パッチになります。

プロのコツ
- ガラス面ごと向きを変えると、手首の無理が減り一定速度で運べます。
- カーブ部は気持ち速度を落とし、直線はスッと素早く。速度の“ゆらぎ”を減らすとエッジがさらに滑らかに。
小ネタ:用語リサーチのヒント
- 本工程とは直接関係しませんが、道具選びを広く学びたい場合は磁気 刺繍枠 for embroideryやmighty hoopsなどで検索し、枠入れ工程の改善知見を集めるのも一案です。
ステップ4:衣類へ確実に貼り付ける
仕上げたパッチをTシャツなどに固定します。ヒートプレスでも家庭用アイロンでも対応可能です。

手順(ヒートプレス) 1) 衣類を軽く予備プレスし、シワと湿気を取り除く。 2) パッチを正確に配置。 3) 上からオーブンシート(またはテフロン)を被せ、前面から約10秒プレス(位置決め)。 4) 衣類全体を裏返し(または内側に返し)、裏面から20–25秒プレス。接着剤は熱源に向かって“伸びる”特性があるため、裏側からの加熱で繊維へ強く食い込むイメージです。
手順(家庭用アイロン)
- 設定:ウール〜コットンの中間(約330°F)。
- 所要時間はプレス機と同様の考え方で、前10秒→裏20〜25秒を目安に。
クイックチェック
- 冷却後、縁の浮きがないか四周を確認。
- パッチが大型(ジャケットバック等)の場合は、周囲にアウトラインの補助縫いを追加する判断も有効(動画でも“大きいパッチは縫い付け推奨”と触れています)。
注意
- 一度圧着すると位置修正は困難。前面プレス(短時間)で“仮止め”してから最終裏面プレスへ移ると安心です。
結果 - しっかりと接着され、引っ掻いても簡単には剥がれない仕上がりに。展示会では剥がそうとしても衣類側が先に破れるほどの強度例も語られています(実演は控えています)。

小ネタ:枠・アクセサリの周辺情報
- 本動画はパッチ・ヒートシール工程が主題ですが、読者からは機種別枠の話題もよく寄せられます。例:janome 磁気 刺繍枠、barudan 磁気 刺繍枠、サイズ定番のmighty hoop 5.5、サプライで知られるdime 磁気 刺繍枠など。導入時は互換性と保証条件を必ずご確認ください。
プロ仕上げのための要点整理
- 刺繍:外周ボーダーは“切断ガイド”。視認性と幅に配慮。
- 圧着:330–340°F、前後2回のプレスで接着層を均一化。
- カット:低温ホットナイフ+こまめな拭き取りで白地も無変色。
- 貼り付け:前面短時間→裏面長め。大型は縫い足しを検討。
トラブルシューティング
- 接着が弱い→温度不足・時間不足・裏面プレス不足を見直し。
- 縁に焦げや色移り→ナイフ先の拭き取り間隔を短く。カット速度を安定化。
- 縁が波打つ→カーブで速度を落とし、ガラス台ごと回転させながら前腕の負担を減らす。
コメントから
- 今回の元動画データには視聴者コメントの提供がありませんでした。代わりに、よくある質問をQ&A形式で補います。
よくある質問(抜粋) Q. 温度は? A. ヒートシールの圧着・衣類貼り付けともに、330–340°Fが目安(動画準拠)。
Q. プレスは前と裏の両方が必要? A. はい。前は位置決め、裏は接着剤のある側から熱を入れ強度を高める狙いがあります。
Q. 家庭用アイロンでも可能? A. 可能です。ウール〜コットンの中間設定(約330°F)で、前10秒→裏20〜25秒を目安に。
Q. メローなしで本当にほつれない? A. 低温ホットナイフで“切る+封じる”を同時に行うため、縁の糸端が互いに密着し、ほつれを抑えられます。
用語メモ
- 本記事の主題はパッチ制作ですが、枠入れ環境の最適化を調べる際にはmighty hoopsや機種別の磁気枠(例:brother 磁気 刺繍枠)などのキーワードも参考になります。用途や機種適合は必ず一次情報で確認を。
