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「動画を見る:How to Embroider Lettering + Calligraphy Tutorial(by Chloe Wen)」
刺繍で文字をきれいに見せたい。でも、線がガタついたり、太さのメリハリが出せなくて困っていませんか?この動画は、カリグラフィの基本を手刺繍に応用し、誰でも読みやすく美しい文字を作る方法を教えてくれます。

学べること
- ダウンストロークは太く、アップストロークは細く——カリグラフィの基本原則を刺繍へ落とし込む方法
- iPadでのデジタル下書きから布へのトレースまでのシンプルな設計プロセス
- ストレートステッチで「一筆書き」のようにアウトラインを描くコツ
- 必要な場所だけ二度縫いして厚みを出す、洗練フィニッシュの作り方
刺繍レタリングの導入 刺繍で言葉や名前を入れると、作品に“自分らしさ”が宿ります。動画では、まず完成作例とデジタルデモを使って「文字のどこを太く・細くするか」を直感的に理解するところからスタートします。太さの揺らぎが生まれる理由を知ることが、あとで針目をコントロールする大きな助けになります。

カリグラフィは、ペン先に力がかかるダウンストロークでインクが多く出て線が太くなり、アップストロークで細くなる書字法です。刺繍でも同じ原理を“見た目”で再現します。重要なのは、どの線がどちらのストロークにあたるのかを事前に見極めること。これさえ押さえれば、後工程はグッと簡単になります。
プロのコツ
- 曲線は短めの針目、直線はやや長め。これだけで全体の流れが滑らかに。
- 迷ったら「下に動く線=太く、上に戻る線=細く」のルールに戻る。
カリグラフィ風デザインの設計 まずはアルファベット全体を通して、太い箇所・細い箇所を目で覚えます。動画ではiPadとApple Pencilを使って、a〜zまでをすばやく書き分けて見せてくれます。

特に、ダウンストロークがどの角度・どの部位に表れやすいかに注目。アルファベットを俯瞰すると、太らせるべきポイントが繰り返し現れることに気づくはず。これが「読みやすい文字」を作る土台になります。

次に、実際に刺す単語を決めます。動画では短い単語「hey」を採用。デジタル上で太さの当たりをつけておくと、布にトレースしたあとも迷いません。「布では細線で描き、太らせる箇所は刺繍の段階で重ねる」——この考え方が効率的です。

注意
- iPadなどのデジタル下書きは“太さの設計図”。布に写すのは細い1本線でOK。太線は刺繍で作るほうが自然に見えます。
クイックチェック
- 太くする線=ダウンストローク、細くする線=アップストロークを、各文字で言語化できますか?
豆知識(デバイス)
- コメントによると、iPadのアプリはProcreate。手書きの太さ調整や反復練習に向いています。
関連余談
- 手刺繍が中心の本手法でも、将来ミシン刺繍で文字を量産したくなったら、磁気フレームの情報収集が役立ちます。例えば、磁気 刺繍枠 for embroidery は生地の着脱が速く、練習用トートや量産ワッペン制作に向くという声もあります。(本記事のメソッド自体は手刺繍ベースです)
材料と準備 使う道具はシンプルです。布、刺繍枠、鉛筆、針、糸、はさみ。動画では白い布に鉛筆で単語を直書きしています。パターンがある場合は、窓に布と下絵を重ねて透かしながらトレースするのも定番です。

トレースの段階では、ダウンストロークになる部分をうっすらシェーディングしておくと、縫うときの“太らせ忘れ”を防げます。ただし濃く描きすぎると糸越しに線が透けることも。軽く、ためらい線は少なく。

布を枠に張り、面をピンと均一に。ゆるいと針目のテンションが乱れ、線のエッジが揺らいで見えます。動画ではここで一気に「刺せる状態」を作り、色も決めています。

糸は“分割せずに”使うのが今回のポイント。6本取りのままアウトラインを引いていくと、読みやすく、存在感のある文字になります。繊細な表情が欲しいときは分割もOKですが、まずは太めで練習すると学びが早いはず。

プロのコツ - 6本取りのまま始めて、細くしたい箇所だけ分割するのも手。最初は全体を6本で通すほうが完成の見通しが立ちます。

文字アウトラインのステッチ さあ、刺し始めます。動画では「左下からスタート」し、ストレートステッチ(前進→少し戻って連結)で鉛筆線をなぞっていきます。まさにペンで書くように、針で一筆書きする感覚です。

曲線は針目を短く、直線はやや長め。曲線部分で大きな針目を多用すると、角ばってちぎれた輪郭に見えるので注意。反対に、直線で細切れの針目ばかりだと流れが止まって見えます。動画でも、曲線に近づくと針目が細かくなる様子がよくわかります。

クイックチェック - 針目の長さを“地形”に合わせて変えていますか?曲線=短、直線=長、を意識しましょう。

躓きやすい点と対策
- 曲線がギザつく:針目を半分に。方向転換ごとに針を入れるイメージで。
- トレースからズレる:一度ほどいて小区間だけやり直すほうが、最終的に速く美しく仕上がります。

コメントにあった「糸の無駄」についての視点
- 一部の視聴者から、常に直前の針目に戻る方法は糸の消費が多いのでは、との指摘がありました。動画では手法の意図までは触れられていませんが、ストレートステッチを“慣性”でつなげると輪郭が滑らかに出やすい利点があります。糸量が気になる場合は、区間によって針の出し位置を少し先行させるなど、仕立てやすいバランスを見つけてください。
小さな余談
- 道具のバリエーションを知っておきたい方は、将来的な拡張として mighty hoop のような磁気フレームの情報もチェックしておくと、用途の幅が広がります(本チュートリアル自体は手刺繍です)。
太さをつけてカリグラフィ効果に アウトラインが一周したら“見せ場”です。ダウンストロークにあたる区間を選んで、同じストレートステッチを重ねます。動画では「倍の厚み」を基本に、必要に応じて三重・四重もOKというスタンス。太さの足し方は作品のトーン次第。まずは倍から試し、バランスを見て調整しましょう。

厚くする区間は、あらかじめ鉛筆で薄くシェーディングしておいた部分。そこに重ねるだけで、文字の重心がストンと決まります。上から見ても、糸の“面”が増えることで光の反射が変わり、ラインがきりっと見えるのも利点です。
プロのコツ
- 厚みの切り替えは“グラデーション”に。突然太くするより、数針かけて滑らかに幅を増やすと自然です。
- 二度縫いは必ず既存の針目に沿わせ、既存の谷間を埋めるようにすると段差が目立ちません。
注意
- 厚くしすぎると、他の文字との釣り合いが崩れます。1文字仕上げるごとに全体を俯瞰し、厚みを均す時間を取りましょう。
結果と見直し - 仕上がった「hey」は、アップストロークが軽く、ダウンストロークが力強い——カリグラフィの“重力”がそのまま縫い上がったように見えます。最後に裏で糸を結び、糸端を処理して完成です。

仕上がりと次の一歩 完成作は、ギフトタグ、ハンカチ、トートのワンポイントなど、使い道が無限。まずは短い単語で“太さの設計→アウトライン→ダウンストローク増し”の3ステップを身体に覚えさせましょう。慣れてきたら、文字間のカーニングやベースラインの緩やかな波形など、デザインの遊びを加えても楽しいはず。
応用のヒント
- 文字数が増えるほど曲線・直線の切り替えが増え、針目設計が重要に。大文字と小文字でストロークの“重さ”が変わる点も観察ポイント。
- iPad下書きの段階で、厚みを色分けしておくと見落としが減ります。
保管・メンテナンスのヒント(コメントにちなみ)
- ホコリ避けに袋や箱で保護し、直射日光を避けて退色を抑えましょう。汚れた場合はやさしく部分洗いし、糸をこすらないこと。詳細なクリーニング手順は動画では扱っていないため、作品の素材に合わせて慎重に判断してください。
小さな比較メモ(ミシン刺繍の世界)
- 将来、同じデザインをたくさん作るなら、磁気式フレームの情報収集も有益です。例えば brother 磁気 刺繍枠 や bernina 磁気 刺繍枠、janome 磁気 刺繍枠 といった選択肢があり、着脱性を重視したいときに検討されます(本記事の手順は手刺繍前提)。
もう一歩ディープに
- マーキングを極力減らしたい人は、極細の消えるペンを使う手も。ただし動画では鉛筆を使用。環境や布地によってベストな印つけ方法を選びましょう。
周辺情報メモ
- 磁気フレームのアクセサリは多様です。たとえば dime 磁気 刺繍枠 はブランドの一つとして知られていますし、用途により「Snap」タイプを選ぶ人もいます。Brother機向けの“Monster”という名称で語られる製品群の話題もよく見かけます(動画内での具体紹介はありません)。
コメントから:よくある質問とヒント
- アプリは?:Procreateという回答が複数の視聴者・制作者本人から寄せられています。
- 糸の使い方は効率的?:ストレートステッチで“戻る”動作は輪郭の滑らかさに寄与。糸量の節約を優先するなら、区間ごとに出し位置を先行させる等のバリエーションも検討を。
- 他言語(アラビア語)のレタリング:動画内での対応は言及なし。原理(ダウン=太、アップ=細)は文字体系を問わず応用可能です。
関連リンク風メモ
- Brotherユーザーの間では「Monster」タイプのスナップ式アクセサリが話題に上ることがあります。たとえば snap hoop monster for brother のような呼称で言及されることがあります(本記事は手刺繍ガイドです)。
おわりに カリグラフィの重みづけを“縫いのリズム”で表現する——このコンセプトが腹落ちすると、どんな単語でも怖くありません。今日の手順で、まずは短い単語を一つ。針目を整え、ダウンストロークだけを堂々と太らせる。それだけで、あなたの文字は驚くほど洗練されます。
