Ricoma EM 1010で色順を設定する完全ガイド:固定色の仕組みと正しい割り当て手順

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Ricoma EM 1010で色順を設定する完全ガイド:固定色の仕組みと正しい割り当て手順
Ricoma EM 1010でデザインの色順を正しく設定するための、短時間で実践できる手順書です。画面の「番号ボタンに表示される色」は固定で変更不可であり、実際の糸色とは無関係。要点は「ランシートに記載された色順」と「実機のスプール番号(物理糸)」を正しく結びつけること。本記事は、色順の読み取りからタッチパネルでの入力、チェックの仕方、よくある勘違いと対処までを順序立てて解説します。

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Table of Contents
  1. プロジェクトの概要
  2. 準備するものと前提条件
  3. 画面色の仕組みとスプール番号の役割
  4. 色設定の具体的手順
  5. 仕上がりチェックとよくある勘違い
  6. トラブルシューティングと回復手順

1 プロジェクトの概要

Ricoma EM 1010に読み込んだデザインの「色停止(カラー・ストップ)」へ、実機に掛かっている糸のスプール番号を割り当てる手順をまとめます。作例では8色(白、黄、白、白、黄、茶、薄茶、黒)を順番に指定していきます。重要なのは、画面の見た目の色ではなく、ランシートに記された色順と、物理スプールの番号対応を正しく結びつけることです。

Woman pointing at the Ricoma machine's touch screen.
The presenter points to the Ricoma machine's touch screen, indicating where the color setting tutorial will take place.

1.1 いつこの作業を行うか

  • 新しいデザインを読み込んだ直後。
  • 糸構成を変更したとき(スプール配置を入れ替えた場合など)。
  • 試し縫いの結果、色指定をやり直したいとき。

1.2 適用範囲と制限

  • 本手順はRicoma EM 1010の色設定に特化しています。糸調子や速度など他の設定は、本動画・本記事では扱っていません。
  • 表示ボタンの色は固定で、変更不可という前提で説明します(動画内の説明に基づく)。

1.3 本記事で扱わないこと

  • デザインの拡大縮小や再デジタイズは範囲外です(コメントでは「リサイズは推奨されない」との補足がありました)。
  • 枠入れ・固定方法の詳細は別テーマです。例えば効率化を考える読者の中には 刺繍用 枠固定台hoopmaster 枠固定台 を検討する場合もありますが、本動画では扱っていません。

クイックチェック

  • 画面の色に惑わされず、ランシートの色順と実機スプール番号を対応付ける、というゴールを理解しているか。
  • デザインの色停止数(今回は8)を把握しているか。

2 準備するものと前提条件

色設定は、情報を照合しながら行うと確実です。以下を手元に用意しましょう。

2.1 準備するもの

- ランシート(デザインの色順が記載された紙)

Woman holding a run sheet with embroidery design details.
The presenter holds up a run sheet detailing the embroidery design's color stops, which she will use as a reference.
  • Ricoma EM 1010(デザインを読み込み済み)

- 実機に掛けた各色の刺繍糸(スプール位置と色の対応を確認)

Close-up of thread spools on the Ricoma machine's thread rack.
A close-up view of various colored thread spools on the Ricoma machine's thread rack, showing their assigned numerical positions.

プロのコツ

  • ランシートは刺繍ソフトから印刷できる場合があります。コメントでは「使用中の刺繍ソフトからランシートを印刷できる」との案内がありました。

2.2 前提条件

  • デザインデータがUSBなどで本体に読み込まれていること。
  • 必要な糸がスプールに掛かっていること。

2.3 作業前チェック

- ランシートに記載された色の順番が読み取れるか。

Hand holding a run sheet with a handwritten color sequence.
A run sheet is held up, displaying a handwritten list of desired thread colors for the embroidery design, serving as the guide.

- 実機のスプール番号と糸色が把握できているか(例:白=#5、黄=#9、茶=#10、薄茶=#8、黒=#6)。

Hand pointing to a physical thread spool on the machine.
A hand points to a physical thread spool on the machine, indicating the actual thread color being used for a specific numbered needle.

チェックリスト(準備)

  • ランシート:手元にある/読める
  • デザイン:読み込み済み
  • 糸:必要色を装着済みで、番号対応をメモ済み
  • 机上:ランシートとメモを置くスペース確保

3 画面色の仕組みとスプール番号の役割

初心者が最も混乱しやすいのが「画面の色」と「実際の糸色」の関係です。ここを正しく理解すると、以降の操作が一気に楽になります。

3.1 固定表示の色は変更不可(動画の前提)

Ricoma EM 1010のタッチパネルには、番号付きの色ボタンが並びます。これらの色は固定表示で、ピンクの1、ベージュの2、青の4…といった見た目は変えられません。

Close-up of Ricoma EM 1010 touch screen showing color settings.
A close-up of the Ricoma machine's touch screen displays a grid for color assignment and numerical color options below.

重要なのは「見た目の色」ではなく「番号」。デザインの各色停止に、実際の糸が掛かっているスプールの番号を入力するのがこの画面の役割です。

Hand touching the Ricoma touch screen.
A hand interacts with the touch screen, illustrating the tactile input method for selecting colors.

注意 - 一部の視聴者から「パネルの色を変えられる」というコメントがありましたが、動画では固定色である前提で解説されています。少なくとも本チュートリアルの範囲では、色の変更自体は不要であり、番号入力のみで目的は達成できます。

Hand pointing at various colored numbered buttons on the screen.
The presenter's finger points to the numbered and colored buttons on the screen, emphasizing that these specific button colors cannot be changed.

3.2 スプール番号=物理糸の所在

実機側のスプールには、それぞれ番号が付いています。例えば「白は#5」「黄は#9」「茶は#10」「薄茶は#8」「黒は#6」といった対応があれば、ランシートの色順とこの番号を結びつけるだけでOKです。

プロのコツ - 実機のスプール列を上から俯瞰で見て、番号と色を声に出しながら指差し確認すると、入力ミスが激減します。

Overhead view of various thread spools on the Ricoma machine.
An overhead shot captures several thread spools on the machine, including a yellow thread identified as number nine, ready for use.

補足

  • 色順の割り当てにフーピングの知識は不要ですが、ワークフロー全体での効率化という観点では、設置や位置決めを助ける治具に関心を持つ人もいます。例えば マグネット刺繍枠ricoma 刺繍枠、さらには機種適合をうたう マグネット刺繍枠 ricoma em 1010 用 などの用語を目にすることがありますが、本記事の操作自体には関与しません。

4 色設定の具体的手順

ここからは、デザインの色停止に対して「スプール番号」を入力するプロセスを、順を追って実行します。

4.1 ランシートで色順を確定する

- 例では「白、黄、白、白、黄、茶、薄茶、黒」の順。

  • 過去の試し縫いで書き込みがある場合は、今回採用する行をひとつ選び、他の書き込みは無視します。

クイックチェック

  • 色停止の数(8)と順序を、声に出して読み上げられるか。

4.2 スプール番号の実態と照合

- 実機を見て、どの番号にどの色が掛かっているかを確認(例:白=5、黄=9、茶=10、薄茶=8、黒=6)。

- メモできるなら、ランシートの各色の横に対応番号を書き込みます。

プロのコツ

  • 番号と色のマップを、取り外し可能な付箋で作っておくと、糸を入れ替えても更新が簡単です。

4.3 タッチスクリーンへのアクセス

- 本体の色設定エリアをタップして、色割り当て画面(色停止ごとに番号を入力できるグリッド)を表示します。

- 画面に固定色のボタンが並びますが、色は無視して「番号」を選びます。

クイックチェック - グリッドが表示され、番号入力の準備ができているか(見た目の色は関係なし)。

4.4 色停止へ番号を入力する(実演と同順)

以下は作例の入力シーケンスです。自分のデザインでも、同じ要領で「ランシートの色」→「対応スプール番号」を選びます。

1) 1色目:白 → スプール#5をタップ。

Hand selecting number '5' on the Ricoma screen for the first color stop.
The presenter's hand selects the number '5' on the machine's screen, which corresponds to the white thread spool for the first design step.

2) 2色目:黄 → スプール#9をタップ。

Hand selecting number '9' on the Ricoma screen for the yellow thread.
The hand on the screen selects '9' for the second color stop, corresponding to the yellow thread on spool number nine.

3) 3色目:白 → #5をタップ。 4) 4色目:白 → #5をタップ。 5) 5色目:黄 → #9をタップ。 6) 6色目:茶 → #10をタップ。

Hand selecting number '10' on the Ricoma screen for a brown thread.
The hand selects '10' on the screen, indicating the assignment of the brown thread (from spool ten) to a later step in the design.

7) 7色目:薄茶 → #8をタップ。 8) 8色目:黒 → #6をタップ。

入力が進むと、割り当てた番号が並んで表示され、進捗が視認できます。

Ricoma screen showing multiple assigned color stops.
The Ricoma screen now displays several color stops already assigned to specific thread spool numbers in the sequence.

すべての色停止に番号を入れ終わると、最終シーケンスが確認できます。

Final view of the Ricoma screen with all design colors assigned.
The machine's screen shows the complete sequence of assigned thread spool numbers for all eight color stops of the embroidery design.

注意

  • 似た色名が連続する場合(白→白など)は、同じ番号を続けて入力します。
  • 途中で迷ったら、ランシートに戻って「色名」と「番号メモ」を再確認しましょう。

4.5 入力後の自己チェック

  • ランシートの順に、画面の番号列を読み上げて照合します。
  • 1箇所でも違和感があれば、その色停止だけ番号をタップし直して修正します。

チェックリスト(操作)

  • ランシートの色名と入力番号が一致している
  • 同一色が連続する箇所の重複入力に漏れがない
  • 最終画面で8つの色停止に全て番号が割り当て済み

補足メモ

5 仕上がりチェックとよくある勘違い

ここでは、入力後に起こりがちな思い込みや見落としを整理します。

5.1 これが正しい状態

  • ランシート通りの色順で、各ステップにスプール番号が入っている。
  • 同じ色が続く場合、同一番号が連なっている。
  • 実機スプールの色配置(物理糸)と、画面の番号列が対応。

クイックチェック

  • 「画面の色」は無関係。「番号」が正しいかどうかだけを見る。

5.2 よくある勘違い

  • 勘違い:画面ボタンの色を変更しないといけない。
  • 実際:変更の必要はありません(動画では固定色の前提)。番号入力だけでOK。
  • 勘違い:画面の色と同じ色の糸を、その番号に掛ける必要がある。
  • 実際:実機の糸色は自由。白が#5、黄が#9…のように自分の構成で問題なし。

プロのコツ

  • 入力の最後に、ランシート→画面番号→実機スプールの順で指差し・読み上げ確認をルーチン化。30秒でミスが激減します。

補足

6 トラブルシューティングと回復手順

コメント欄で多かった疑問や、実際に起こりやすい症状を、原因と対処に分けてまとめます。

6.1 症状:色が意図と違う順で縫われた

  • 可能原因:色停止に誤ったスプール番号を入力した。
  • 対処:ランシートを再確認し、該当ステップだけ番号を修正。番号列を頭から声に出して再照合する。

6.2 症状:画面の色を変えようとして操作が進まない

  • 可能原因:「固定色の表示」を変更できると誤解している。
  • 対処:ボタンの見た目の色は無視。各色停止に、物理スプールの番号を入力する。

6.3 質問:10色を超える場合はどうする?(未回答)

  • コメントで「10色以上のときは?」という問いがありました。動画内では言及がないため、本記事では具体的な手順を示せません。デザイン自体の色停止構成や分割運用など、環境依存の選択肢が想定されますが、ここでは「動画に未記載」であることを明記します。

6.4 質問:パネルの色は変更できる?(未回答)

  • 一部の視聴者は「変更できる」と述べていますが、動画の説明は「固定色として扱い、番号だけで割り当てる」ものでした。本記事は動画の手順に忠実に従っています。

6.5 質問:ランシートはどこで入手?(回答あり)

  • コメントでは「使用中の刺繍ソフトから印刷できる」との案内がありました。使用ソフトにより方法が異なる可能性があるため、各ソフトのマニュアルも参照してください。

6.6 質問:デザインが大きすぎるときの調整は?(回答あり)

  • 回答要旨:デザインの無理なリサイズは推奨されません。ステッチ密度や品質が崩れるため、フープに合ったサイズのデザインを選ぶのが基本です。

回復手順(共通)

  • 1) ランシートの色順を再確認
  • 2) 実機スプール番号と色の対応を再確認
  • 3) タッチパネルで誤っているステップのみ番号を修正
  • 4) 番号列全体を読み上げチェック

補助メモ